第10回【POG分析】デビュー時期と賞金の関係について

POGの指名まであとわずかになりましたね。

今回は短いですが、デビュー時期と賞金の関係について分析します。

近年は開幕週デビューの馬や早期デビューの馬からGⅠ馬が誕生しており、デビュー時期はPOG馬を選ぶ上でかなり重要な要素になりました。

まだ、オークス・ダービーの結果は出ていませんが、現時点での賞金とデビュー時期の関係について分析します。

集計は、2019-2020牡馬牝馬それぞれ賞金上位20頭で、地方馬は除きました。

【牡馬】

6月 6 頭

7月 6頭

9月 2頭

10月 3頭

11月 2頭

1月 1頭

6月・7月デビュー馬が12頭と半数以上を占めるなど、早期デビューが有利な傾向がみられます。

近年では、サリオス、サートゥルナーリア、アドマイヤマーズ、ワグネリアン、ケイアイノーテックなとがGⅠ馬となっており、重賞馬も数多く輩出しています。

【牝馬】

6月 2頭

7月 3頭

8月 6頭

9月 3頭

10月 1頭

11月 2頭

12月 2頭

2月 1頭

対して、牝馬は6月・7月の早期デビュー馬が特段いいという傾向はみられません。これは、牝馬だと、2歳戦は混合戦で牡馬相手で同斤量のため、賞金の加算面で優位性がないためと考えられます。

ただ、6月開幕週デビューのノーザンファーム生産のディープインパクト産駒からは、ここ2年グランアレグリア、ダノンファンタジー、リアアメリアと当たり馬が出ていますので、6月デビューのノーザンファーム生産、ディープインパクト産駒は要注目です。

そうなると、6月7日(日)1600m(牝)でデビュー予定のサトノレイナスは、ノーザンファーム生産、ディープインパクト産駒、鞍上ルメールとグランアレグリアと状況が似ており、かなりの鉄板馬な気がしますが、いかがでしょうか。